「干潟化で海親しむ」 市川市と県が綱引き[#takaue55]

県の三番瀬再生計画の一環で改修が進む市川市塩浜二丁目の護岸は、水辺近くまで下りるための階段部分の検討が進められている。市川市は護岸前の浅瀬に新たに砂を投入して干潟を造り、階段で下りられる形状にするよう県に要望。干潟の造成は「検討中」とする県との間で綱引きが続いている。県は本年度中にこの約百メートル区間の設計を終える方針だ。市川塩浜地区は前面の海域を埋め立てることを前提に暫定的な直立の護岸が設けられていた。その後、埋め立て計画は中止となり、護岸は老朽化した。新護岸は高さ五メートルから五・六五メートルにかさ上げされ、緩やかな傾斜の石積み護岸となる。全長約九百メートルで、一部に階段などを設ける。二〇〇六年度に着工しており、一三年度中に全体が完成する計画だ。護岸前の海域は現状では広くは干上がらない。このため市川市は干潟を造って、階段で下りることができるよう求めた。市の担当者は「目の前に海がありながら、市民は海と触れ合えないでいた。海と親しめる環境を」と主張する。護岸の形状は学識経験者らで組織する県の整備委員会でも検討されている。護岸の先端まで階段を延ばすことについて、「生物が付着して滑るため危険」とする意見があった。県の案でも階段は高さ約二メートルの地点までで、その先には下りられない。さらに、干潟を造成することについて、県三番瀬再生推進室は「検討中。安全のための護岸整備が最優先」とし、干潟化の判断は先送りしている。市民団体「千葉の干潟を守る会」の事務局長竹川未喜男さん(80)は「市川市は護岸前の貴重な生態系を把握せずに砂を投入することを主張している。干潟化は多大な費用もかかり現実的ではない」と市側の姿勢を批判。市の担当者は「海域に砂を入れる県の実験でも、新たに生物がすみつくなど良い結果が出た。要望を続けたい」としている。(5/5東京新聞記事よりhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120505/CK2012050502000082.html

ichikawa_size0既に一部の区間にできた階段。水際までは行けない=市川市で

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