辺野古沖:「宝の海」支える緑の草原 ジュゴンも育む[#takaue55]

サンゴ礁が広がるエメラルドグリーンの海。干潮時には水深2メートルに満たない浅い海に太陽の光が差し込むと、砂地は白く輝きリュウキュウアマモやウミヒルモなど、緑の草原を鮮やかに映した。日米両政府が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先にする沖縄本島北部の名護市辺野古沖の海。移設計画が実行されれば、滑走路として埋め立てられる海域だ。浮上して水面から顔を出すと、目の前にキャンプ・シュワブが見えた。リュウキュウアマモやウミヒルモは地元方言で「ジュゴンの草」を意味する「ザングサ」と呼ばれる。20120504k0000e040131000p_size5

002s海草の群落内にすみ着いていたトウアカクマノミ=沖縄県名護市辺野古沖で、三村政司撮影

ジュゴンは国の天然記念物で、環境省指定の絶滅危惧種。沖縄はそのジュゴンの生息域の北限といわれ、国の調査などで辺野古沖や北側の大浦湾で生息が確認され、食(は)み跡も見つかっている。

アマモの仲間は近年、東京や大阪、福岡など大都市の海で、水質浄化や魚たちをはぐくむ場にするために移植されている。沖縄では砂地の海底に自然に繁茂していて、多様性に富む「宝の海」を支えている

(毎日新聞 2012年05月04日http://mainichi.jp/select/news/20120504k0000e040128000c.html

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