海の生態系を脅かす侵略的外来種、1日7000種が「密航」[#takaue55]

東京港でバラスト水を放出する貨物船(2013年3月8日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

 

【AFP=時事】1980年代初頭、貨物船の船底におもしとして積まれたバラスト水に潜んで大西洋から黒海へと渡ったクシクラゲは、たった10年で黒海のアンチョビを壊滅状態に追い込んだ。黒海はクラゲにとって、餌の魚卵が豊富で天敵ゼロの天国だったのだ。

 こうした侵略的外来種(侵入種)が「現代の海洋環境における最大の脅威の1つになっている」と、国際海事機関(International Maritime Organization、IMO)の関水康司(Koji Sekimizu)事務局長は指摘する。

 ときには、顕微鏡でしか見えないほど小さな外来生物が破壊的な影響を及ぼす。新しい生息環境にあっという間になじみ、海を植民地化して生態系をめちゃくちゃにしてしまう。

 だが、この問題を解決するカギとしてIMOが2004年に採択した「バラスト水管理条約(International Convention for the control and management of Ships’ Ballast Water and Sediments、BWM)」は、10年後の今も発効できていない。条約の発効要件が、いまだ満たせていないためだ。

(10/16 AFPBB News) Link

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